審美治療とは

審美治療の種類

審美治療の種類としては、セラミックなどの優れた素材を使った補綴治療（詰め物・被せ物）や、歯を白くするホワイトニングがあります。
ひとくちに「セラミック」と言ってもさまざまな種類があります。例えばオールセラミックはセラミックのみで作られているので、仕上がりが非常に美しい特徴を持っています。一方、ハイブリッド・セラミックは、レジンというプラスチックとセラミックを混合した素材です。審美性ではオールセラミックに劣りますが、比較的安価に入手できます。ジルコニアという素材は硬度が非常に高いので、強い力がかかる奥歯に使用することが多い素材です。
このようにさまざまな種類があるので、患者様はご自身のライフスタイルを踏まえた選択ができます。

ホワイトニングとは

ホワイトニングの流れ

ホワイトニングの期間

ホワイトニングの効果の出方には個人差があります。高濃度の薬剤を使うオフィスホワイトニングなら、多くの場合2～4回程度の施術で白さを実感することができます。一方、ホームホワイトニングは1、2回の施術で大きな変化は出ませんが、2～4週間程度毎日続けることで白さが深まっていきます。
当院はオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングを行っており、通院は数回ですが、しっかりと白くなるまでには1～2ヶ月程度の期間を要します。また効果は4～10ヶ月程度自足しますので、結婚式などのイベントを控えている方は、2～3ヶ月くらい前にご相談されることをおすすめします。

ホワイトニングのメリット・デメリット

ホワイトニングのメリットは、何と言っても歯を白くできることにあります。黄ばみや着色が気になっていると、「人前で口を開けて笑うことをためらう」、「手で口を覆うことがクセになっている」ということもあるでしょう。そんな時にホワイトニングを利用して歯を白くすれば、コンプレックスが解消されて自己肯定感が上がりますから、仕事や趣味、人間関係などに積極的になるきっかけをつかむことができます。また、ホワイトニングは削ったりしないので歯への負担はほとんどありません。
デメリットとしては、薬剤の作用で施術後短期間は知覚過敏が出やすいこと、効果は永続的ではないので定期的に施術を受ける必要があることなどがあります。

ホワイトニング後の注意点

ホワイトニングの直後は歯面のペクリルという膜がはがれています。そのため、赤ワインやカレー、コーヒーや紅茶などの着色性が高い飲食物は施術後12～24時間程度避けましょう。また、知覚過敏が起きやすいので、柑橘系の果物や炭酸飲料、酢やアルコールなどは、術後2～3時間程度控えましょう。
ホワイトニングで歯を白くしても、毎日の暮らしの中で着色が起こることは避けられず、少しずつ色戻りが起こります。この点を踏まえて、歯の白さを維持したい人は、定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。
ホームホワイトニングのマウストレーは再利用できますので、色戻りが気になったら薬剤を買い足してご自身で施術することも可能です。