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ハイブリッド矯正
ハイブリッド矯正とは
「ハイブリッド矯正」とは、複数の矯正装置を併用する治療方法です。矯正装置の組み合わせはさまざまで、歯科医院によって得意な方法は異なります。
当院ではまずワイヤー矯正で歯を大きく動かし、補助的にマウスピースを使用するハイブリッド矯正を行っています。ワイヤー矯正は適用できる症例が多く、信頼性も高いうえに歯の移動もしやすいなどメリットが豊富です。その一方で、外観的違和感を伴うことや、歯磨きをしにくいことなどの難点もあります。
そのため、矯正治療の期間が長くなる場合に患者様のストレスを少なくするために、まずワイヤー矯正で大きく歯を動かしたあとに、ストレスが少ないマウスピース矯正に切り替えています。
ハイブリッド矯正の治療の流れ
矯正治療を行う場合、まずカウンセリングと検査を行います。これはお口の状況を正確に把握したうえで、患者様のご要望を伺うためです。また、カウンセリングでは治療方法や期間、費用などを説明します。患者様の疑問や不安にお答えしますので、何でもお気軽にご相談ください。
続いて検査結果と患者様のご要望を踏まえて治療方針作成し、患者様の納得を得たら治療を開始します。
当院のハイブリッド矯正は、まず歯を大きく動かすためにワイヤー矯正を用いて、細かい部分をマウスピースで整えていく、という流れで歯列を整えます。ハイブリッド矯正で歯並びが整った後は、後戻りを防ぐためにリテーナーを装着する保定期間が必要です。
ハイブリッド矯正の治療期間
当院は基本的にワイヤー矯正をメインの治療方法としています。しかし治療期間が長くなると患者様のストレスが増すので、補助的にマウスピースを使用するというタイプのハイブリッド矯正を行っています。治療の後半でマウスピースを使うのは、あくまでも患者様の心身の負担を軽減するためです。そのため1年程度の比較的期間が短い症例でハイブリッド矯正を選択することはほとんどありません。言い換えると、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、ハイブリッド矯正の3種類から患者様が好む治療方法を選択する、というものではなく、治療期間が長いときの選択肢としてハイブリッド矯正が存在するとご理解ください。
ハイブリッド矯正の費用
当院のハイブリッド矯正は、ワイヤー矯正の期間が長くなる場合に患者様の心身の負担を減らすためにマウスピースに移行するという考えで行っています。そのため、ハイブリッド矯正を行う場合でも、治療費はワイヤー矯正の費用と同じとしており、追加で費用をいただくことはありません。(ワイヤー矯正の費用は料金表をご参照ください)
ただし、「奥歯を動かしたい」、「前歯をもっとしっかり揃えたい」、「提示された期間より早く治療を終えたい」など、患者様の側からオプショナルなご要望がある場合は、別途料金が発生することをご理解いただいたうえでMIA(インプラント矯正)を追加することができます。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のメリット・デメリット
矯正装置には複数の種類があり、それぞれに特徴があります。ワイヤー矯正は歴史が長く、歯の移動がしやすく、信頼性が高いなど多くのメリットを持っています。その一方で、歯の表面に装置をつけると目立ってしまうデメリットがあります。これを回避するために、目立たない色の装置をつける方法や、歯の裏側に装置をつける方法もあります。ワイヤー矯正は固定式なので24時間治療が進むことも利点です。
マウスピース矯正は薄くて透明な矯正装置を使うので、外観のストレスが少ない利点を持っています。また、いつでも脱着できるので、食事や歯磨き時のストレスがありません。ただし、外す時間が長いと治療が進まないのでモチベーションの維持が重要です。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどちらも歯列を整える治療に使用できますが、装置として大きな違いがあります。ワイヤー矯正は固定式、マウスピース矯正は脱着式です。固定していると常時矯正が進みますが、食べ物が挟まったり、虫歯リスクが上がったりします。脱着式なら飲食や歯磨きがしやすいですが、外す時間が長いと治療が遅れます。外観的には目立たないマウスピース矯正が優位と言えますが、ワイヤー矯正は歴史が長いので信頼性が高く、大きく歯を移動させたいときに有利です。またマウスピース矯正は通院回数が少ないので忙しい人に向いています。このようにそれぞれメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルに合う方法を選ぶことが重要です。
ワイヤー矯正の流れ
まずカウンセリングと検査を行い、お口の状況と患者様のご要望を把握します。また治療方法や期間、費用などを説明し、患者様の疑問や不安にもお答えします。検査結果と患者様のご要望を踏まえて治療方針を作成し、患者様の納得を得たら治療開始です。
まず歯面をきれいにしてブラケットという部品を接着します。ブラケットを装着して少し時間をおいてからワイヤーを通します。ワイヤーに張力をかければ、いよいよ歯の移動が始まります。治療開始後は毎月1回程度通院していただき、装置を調整します。歯列が整ったら保定期間に移行し、後戻りが落ち着くまでリテーナーを装着します。治療期間は症例によって異なるので、目安の期間を患者様ごとに提示いたします。
マウスピース矯正の流れ
最初にカウンセリングと検査を行い、お口の状況と患者様のご要望を把握します。また治療方法や期間、費用などを説明し、患者様の疑問や不安にもお答えします。検査結果と患者様のご要望を踏まえて治療方針を作成し、患者様の納得を得たら治療開始です。
その後患者様のお口の中の情報を取得し、状態に合ったマウスピースを作製します。マウスピースは数週間ごとに新しいものに交換し、マウスピースを変えるごとに目標とする歯列に近づいていきます。治療期間中は1.5~2ヶ月に1回程度通院していただき、状態を確認します。歯列が整ったら保定期間に移行し、後戻りが落ち着くまでリテーナーを装着します。治療期間は症例によって異なるので、目安の期間を患者様ごとに提示いたします。
各種費用
セラミック・プラスチック矯正 | 825,000円 |
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MIA(インプラント矯正埋入) | 110,000円 |
メタル矯正 | 803,000円 |
部分矯正 | 220,000〜385,000円 |
※費用は税込です。
患者様の希望による追加項目が無い限り、治療期間には関係なく費用は一定です。また、当院は治療期間が長くなる症例では、ワイヤー矯正の後マウスピース矯正を行うハイブリッド矯正を選択する場合もあります。この場合もワイヤー矯正の一環としてマウスピース矯正を行うという考え方なので、金額は変わりません。
分からない点があれば丁寧にお答えしますので、遠慮なくお尋ねください。